業務紹介
車内ポスター業務

業務紹介 車内ポスター業務

車両メディア部では、主に首都圏のJR各線・ゆりかもめ・りんかい線・つくばエクスプレスへの車内ポスターの掲出・撤去作業を行っています。
正確にかつ美しく掲出するよう留意しながら、常に安全に配慮した作業を行っています。
ポスター掲出・撤去業務の一日の流れ
- 点呼
- 所長から当日の作業についての注意点や伝達事項の説明があります。当日の作業を確認します。
- 準備作業
- 前日の業務日誌と連絡表を確認し、前任者からの引き継ぎ事項を確認します。
当日の作業指示書とポスターの確認を行い、ポスターの組込作業を行います。
- 移動
- 作業を行う車両と段取りを確認し、電車基地内を安全第一で移動して作業車両へ向かい、車両に乗り込みます。
- 掲出・撤去作業
- 指示書に従い、作業内容を確認しながら作業を行います。
- 確認作業
- 掲出したポスターを再度、指示書を見ながら確認を行います。
回収したポスターの整理を行います。
- 移動・帰着
- 再び電車基地内を安全第一で移動して事業所へ戻ります。
- 業務終了
- ※移動→掲出・撤去作業→確認作業→移動・帰着→業務終了を数回繰り返します。
現場社員の声

広告を見るお客さまを意識して、
美しさと効率の良さを追求。
車両メディア部 B事業所
M・Yさん 40代
平成19年(2007年)入社
東京の大動脈「山手線」の広告を担う
入社のきっかけは?
10年以上百貨店で働いていたのですが、転職雑誌で求人を見て、今まで聞いたことのない、電車内にポスターを貼る「車内ポスター掲出」という仕事に興味を持ちました。 また、JR東日本グループという安心感も入社の動機ですね。
車内ポスター掲出の仕事内容について教えてください。
車両基地に戻ってきた電車内の「中づりポスター」や「まど上ポスター」の掲出・撤去作業を行います。一日の仕事の流れは、朝、指示書に沿って掲出するポスターの準備をし、午前中から午後にかけて約4編成(44両)、徹夜勤務の場合は、夜間にさらに4編成程度の作業をします。また、他のスタッフが掲出したポスターの確認なども行います。
夜間は2時00分を過ぎると基地内の電気が全て消えるため、車内も真っ暗になるので、ヘッドライトをつけて作業します。中づりなどは踏み台を使っての作業になりますが、私は身長が183センチあるので、踏み台がなくても大丈夫ですね。
作業にかかる時間は、1編成(11両)で1時間が目安なのですが、夏場は車内がかなり蒸し暑いので、効率よく作業することが求められます。作業スピードを上げつつも、きれいに掲出することを目指していますので、日々、腕が上がっていくのが実感できますね。
また、ポスターをより速く掲出できるようになれば、ドア付近のステッカー貼りといった特別な作業も任せてもらえ、評価も上がります。がんばった分、自分に返ってくる職場だと思います。
常に心がけていることは何ですか?
掲出の速さだけではなく、美しさにもこだわっています。以前の百貨店と違って、直接お客さまと接することはありませんが、広告主であるクライアントさまに対してはもちろん、電車に乗るお客さまに対しても、常にぴしっと整然としたポスターをお見せできるように心がけています。
電車内でポスターを見ている乗客を見ると「きれいに貼れてよかった…」と、うれしくなることもありますね。
職場はどんな雰囲気ですか?
勤務時間はきっちり決まっていますので、仕事とプライベートのバランスは取りやすい職場だと思います。
ある時、3歳の娘が信号無視をした大人に向かって注意をしたことがありました。その体験を基に、業務に関する発表会で「相互に注意をしあえるような職場環境作り」を提案し、金賞に選ばれた時はうれしかったですね。そういう努力も評価してもらえ、契約社員を経て正社員になることができました。
全事業所からえり抜きのスタッフが参加する「車内ポスター掲出コンクール」が、年に一回実施されているのですが、その優勝者や先輩たちを見ていると「自分もまだまだ」だなと思います。
より速く、美しく掲出できるように、もっと技を極めて、これからは後輩の指導もしていきたいです。